--- title: "aiosとaigptの統合を考える" slug: "aios" date: "2025-11-07" tags: ["rust", "mcp", "archlinux", "os"] language: ["ja", "en"] draft: false --- claude code webがクレジットを配布してくれています。11/18までらしい。 良い機会なので、`aios`と`aigpt`を統合してみようと思います。 ## aiosとはなにか arch linuxベースのosです。最初からrustが入っています。github actionsでdocker imageを生成し、使っていました。 本来、rustとAIを使ってosを拡張する事を考えていました。 ## なぜarchベースなのか osとはなんなのかという問いに関係しますが、現在のosは実態として、package manager(パッケージマネージャ)です。 ではosを作るとはどういうことかというと、package server(パッケージを配布する仕組み)の運用です。 では、package serverの運用とはなんなのかというと、そのosでpackageを継続的にbuildし、serverにdeployする仕組みを整えたり、securityの仕組みを作ったりします。 この負担がとんでもなく重いため、この負担を軽減し、外部委託するためにarchベースとか、ubuntuベースのosが作られてきました。archベースのosはsteamos, msys2, asahi linuxなどが有名です。これらは、`pacman`というarchのpackage managerを使えることが利点です。 ## aigptとの統合 今回の試みでは、AIがosの設定や管理を行うことです。`aios`は、その環境を整えます。 claude codeは、osの設定からsecurityチェック、sshに至るまで、すべてを自動でやってくれます。 `aios`では、systemd-nspawnを使用して、AIが管理するcontinerを作成し、従来のshellではなく、AI-chatを立ち上げます。そこで指示することでosの設定や管理をやってもらうというコンセプト。 `aigpt`によって、AI記憶や会話、設定ファイルは、その外側のユーザー領域と共有します。 ```md ai[os] -> ai[user] -> machinectl[container] -> claude -> mcp[aigpt] ``` `os -> user`までが人間領域で、そこから下はAI領域となります。そして、起動時はAI領域から始まります。