# 最初の体験 どんな作品でも一番重要なのが第一話だと思う。それはゲームであっても変わらない。 だからゲーム開発では、最初の体験にそのゲームのすべてを詰め込まなければならない。 ただ詰め込むだけではなく、そのゲームでできることや考え方、何を楽しめばいいのかをプレイヤーにちゃんと伝えるということ。 このゲームではミッション(mission)というシステムを作りそれを実現する。ゲームを開始するとミッションがあり、ミッションをクリアするまでが第一話になる。 ```json { "system": { "text": "各システムの名前と概要", "body": "現実をゲームに反映", "enum": [ "ai", "yui", "at", "planet", "mission" ], "mission": { "text": "story", "lang": { "ja": "物語" }, "body": "物語はこの世界で最も小さい物質の探求から始まる" } } } ``` ## 最初のミッションは月に行くこと プレイヤーは最初、アイというキャラクターを扱うことになる。物語があり、アイを使って月に行き、ボスを倒すとクリアとなる。 ボスのドロップアイテムは個人のsnsアカウントに保存される。 ここまでで、このゲームではどんな事ができるのか、何をテーマにしているのか伝えることができる。 ちなみに、物語はこんな構成を考えている。 > 幻獣たちが宇宙船の中にある檻に入れられている。黄色い閃光が窓の外に見えた気がした。 > > 「ぼくたちどうなっちゃうのかな」「あれ、今なんか光ったよ」「お前そんなこと言ってる場合か」 > > 動物たちはお互いを知っているようだ。 > > しばらくすると、外の見張りがざわつきだした。 > > 「おい、あれが出たって?交渉はどうなってる」と慌てている様子だ。 > > 船内が大きく揺れ、遠くで爆発が起こる。 > > そして、地面が傾き、宇宙船は下の星に落ちていった。 > > 動物たちは小さな浜辺にいた。橋が見える。大きな街があるようだ。 > > 「助けを求めよう」「でも怖い人達だったらどうしようか」 > > そんな話をしながら橋を歩いていた。 > > するとみすぼらしい身なりの人間の子供が道路の真ん中で寝転んでいる。寝ているようだ。 > > 「あれこんなところに人がいるよ」「こんな子どもが放置されてるなんて、この星は大丈夫か」「え、きみあれが人間の子供だってよくわかったね。ぼくなんてみんな同じに見えるよ」 > > 動物たちは寝ている子どもを通り越して街に向かった。 > > 数時間前...。 > > ドライ「ねえ、ぼくのいとこが誘拐されたみたいなんだ。今君がいるところの上の方を飛んでるらしい。なんとかできない?」 > > アイ「...」