# エラーを解消する ここではcity sampleで発生する問題をまとめます。 ## buildが遅い場合 もしcity sampleのmapを使わない場合は、buildが遅くなってしまいます。 ueのpackage化が遅い場合、使用するmap以外をbuildしないようにすることで、処理時間を短縮できます。以下の手順で設定を行います。 1. `プロジェクト設定`を開きます。 2. 「パッケージ化」セクションに移動します。 3. 「マップのみをクック」オプションにチェックを入れます。 4. 「パッケージ化されたビルドに含めるマップのリスト」に、必要なマップ(.umapファイル)を指定します。 この設定により、指定したmapのみがpackage化され、データサイズが小さくなり、処理時間も短縮されます。 ## ue5.5ではbuildが通らない `2024-11-18`時点ではcity sampleはue5.5でbuildが通りません。ue5.4では通ります。 `Engine/Plugins/Performance/AutomatedPerfTestingにAutomatedPerfTestConfig.cs`, `AutomatedPerfTestNode.cs`が含まれていないため`${project}/Build/Script/CitySample.Automation.csproj`に記述されているcompileが通らないのです。`AutomatedPerfTesting`は5.5で追加されたpluginです。 ```html net8.0 ``` > Experimental release of Automated Perf Testing Plugin v0.1, providing Gauntlet Test Controllers, UAT Test Nodes, and BuildGraph macros for adding common automated performance tests to a project’s automated build and test. - https://dev.epicgames.com/documentation/ja-jp/unreal-engine/unreal-engine-5.5-release-notes - https://dev.epicgames.com/documentation/en-us/unreal-engine/API/Plugins/AutomatedPerfTesting これはgithubにあるsrcから持ってくるしかありません。アクセスするにはorgに参加します。 https://github.com/EpicGames/UnrealEngine/tree/release/Engine/Plugins/Performance/AutomatedPerfTesting/Build/Scripts ## 問題が起こったときにresetする `/Content/Map/Small_City_LVL.umap`と`/Content/__ExternalActors__/Map/Small_City_LVL`を上書きします。copy元は`VaultCache`からでもいいですし、新しく作った`CitySample`のprojectからでもいいです。 基本的に新しいprojectを作成するときは`VaultCache`からcopyされます。これがないとdownloadから`VaultCache`が生成されます。 ## error II-E1001 `Epic Games Launcher`に非常によく出るerrorです。 エラーコード「II-E1001」は、主にEpic Games LauncherまたはUnreal Engineでのプロジェクト作成やコンテンツダウンロード時に発生する問題です。このエラーの原因と解決策を以下にまとめます。`Epic Games Launcher`を再インストールすることでしか治らないこともあります。 1. キャッシュの破損 > Epic Games LauncherのVault Cacheに破損したデータが残っている場合、エラーが発生することがあります7。 2. ダウンロード中のクラッシュ > コンテンツのダウンロード中にPCがクラッシュした場合、未完了のデータが原因でエラーが発生することがあります7。 3. 外部ストレージの使用 > ライブラリが外部ハードドライブ上にある場合、ランチャーが正しく認識できないことがあります7。 ### 解決策 1. Vault Cacheフォルダを確認・削除 > Epic Games Launcherの「設定」からVault Cacheの場所を確認します。 > 対象コンテンツのフォルダを削除します(フォルダが空の場合も削除可能)。 > 他のフォルダを選択して、元のフォルダに戻すと解消されることがあります。 2. Vault Cacheフォルダの属性変更 > Vault Cacheフォルダを右クリックし、「読み取り専用」のチェックを外して適用します。 3. Epic Games Launcherの再起動 > ランチャーを再起動し、問題が解消されるか確認します。 > 必要であればPC自体も再起動してください。 4. 外部ストレージの確認 > ライブラリが外部ストレージ上にある場合、ランチャー設定で適切なキャッシュフォルダが指定されているか確認します7。 5. Epic Games Launcherの再インストール > キャッシュをクリアした後、Epic Games Launcherを再インストールします。 > これらの手順で解決しない場合は、Epic Gamesサポート(公式ヘルプページ)に問い合わせることをお勧めします。 ## characterのcollisionが機能せず地面に埋まってしまう GASと統合するとcity sampleに置かれた物体に触れられません。 原因は`Gameplay Camera`というpluginです。`$project/Config/DefaultEngine.ini`に`DDCVar.NewGameplayCameraSystem.Enable`を追加し、関数である`Setup Camera`を実行している場合、characterのcollisionが機能せず地面に埋まってしまう問題があります。 - Gameplay Camera - Setup Camera - `DDCVar.NewGameplayCameraSystem.Enable` ```sh [/Script/Engine.DataDrivenConsoleVariableSettings] +CVarsArray=(Type=CVarBool,Name="DDCVar.NewGameplayCameraSystem.Enable",ToolTip="",DefaultValueFloat=0.000000,DefaultValueInt=0,DefaultValueBool=True) ``` `Setup Camera`を実行しないようにするか、`DDCVar.NewGameplayCameraSystem.Enable`をfalseにします。