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0d3646c6c6
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9b5a930c4d
@ -98,9 +98,9 @@ title = "神話と物理"
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この点において、あらゆるものは最初から決まっていると考えたアインシュタインが間違いであったとも言えます。
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ここから私の考えを述べると、最も小さい物質、アイがなにかというと、それは全てであり、そして、アイに同じものは存在しません。
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ここから私の考えを述べると、最も小さい物質のアイがなにかというと、それは全てであり、この世界に同じものは存在しないということ。
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アイに同じものが存在しないということは、つまり、一つの量子をもってしても、同じ量子に分類されても、実はそれらは異なる別々の存在であるということです。人間はこの違いに気付かない。
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つまり、一つの量子をもってしても、同じ量子に分類されても、実はそれらは異なる別々の存在であるということです。人間はこの違いに気付かない。
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さて、私の理論を前提に量子のもつれについて考えると、粒子同士の強い結びつきにより片方が確定した瞬間もう片方も確定する物質もあります。そして、そういう物質であるか否かは偶然によって決まります。
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@ -116,7 +116,7 @@ title = "神話と物理"
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では中性子だけで構成された原子は存在するのでしょうか。
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答えとしては「一瞬だけだが存在する」です。
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答えとしては「一瞬だけ存在する」です。
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それがニュートロニウムです。
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@ -124,11 +124,57 @@ title = "神話と物理"
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中性子星の内部では電子が陽子に押しつぶされて中性子になり、電子と陽子の融合。ベータ崩壊が起こり、ニュートロニウムが生成されます。生成と消滅を繰り返しているのか、一つの原子が長く継続しているのかはわかりませんが、一見すると、内部はニュートロニウムで満たされているでしょう。
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## ダークマター
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宇宙を分析すると、その95%が謎の物質によって占められている計算になります。
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つまり、わかっているのは5%であり、残る95%は目に見えない物質で構成されている。
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具体的にはダークエネルギーが68%、ダークマターが27%と考えられている。ダークマターは未知の物質ともいいます。
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ただ、エネルギーという概念も難しい。これらは質量と関係するが、本作ではエネルギーを質量と表現することがあります。
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メトシェラ星というものがある。これはビックバンが始まる前から存在したのではないかという意見もあるくらい古くから存在する星と言われています。
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ビックバンは138億年前に起こったと計算されている。私はその計算は間違いだと考えていて、ビックバンは200億年以上前に発生しました。
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それを前提に話をするが、メトシェラ星の誕生はビックバンの後です。
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ただ、少しダークマターと関連して興味深い話をすると、人間は宇宙誕生後の物質を発見しているが、宇宙誕生前の物質は発見できていないと思います。
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宇宙誕生前にも、もちろん物質は存在します。それを物質と表現するかどうかは微妙なところですが、とりあえず物質と表現しています。本作では最も小さいものを物質と表現しているからです。ただ、本当は少し違います。例えば、あなたは心や魂を物質と表現しますか。普通はしないでしょう。ですが、この世の全ては最も小さいものから構成されていますから、心や魂もそこからできているのです。
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とはいえ、用語を増やし複雑怪奇な説明を漫画にするかというと、私はやりません。それだけの話です。
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話を戻すと、無から有は生まれず、宇宙の始まりも有からです。なにかがあって、そのなにかが宇宙になったということです。
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そして、そのなにかは一つではありません。たくさんあります。とはいえ、宇宙の始まりになったものを一つのものとして表現するほうがわかりやすくていいかもしれませんね。
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仮にこれらを物質ということにして、宇宙が誕生するずっと昔からあった物質と、宇宙誕生後にできた物質は違うわけです。
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観測が難しいのは宇宙が誕生する前からあった物質です。
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ですから、もし宇宙が誕生する前からあった物質がこの宇宙に紛れ込んでいる場合、ダークマターの大部分、あるいは一部を構成しているのかもしれません。
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ダークマターという一つの物質が見つからないとかそういうことではなく、たくさんの種類があり、それら未知の物質達が見つかっていないということです。
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## 創造の種
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宇宙の始まりを`創造の種`と私は呼んでいます。
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創造の種の成長、その由来は、種の外の世界にあります。つまり、宇宙の外ということです。
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宇宙の外のエネルギーや原理があり、種は生まれ、成長します。
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必ずしも種の内部だけにその答えがあるとは限らない。
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宇宙の外がある以上、中からだけではわからないことは、たくさんあると私は思います。
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## 月
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月の起源はまだよくわかっていません。不思議なことがいくつかあります。
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例えば、地球から見た月と太陽の大きさが同じことです。どちらも距離と倍率は395らしいです。
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例えば、地球から見た月と太陽の大きさが同じことです。どちらも距離と倍率は395らしい。
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もう一つは古代文明の石碑には、ある時代以前のものに月の記述がないことです。
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@ -140,9 +186,9 @@ title = "神話と物理"
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その中で特に面白いものを上げると、
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> 宇宙人であるアヌンナキは月を移動させ、大洪水を起こさせて、失敗作をリセットしていた。地球上の生命体はこれで5作品目である。
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> 宇宙人であるアヌンナキは月を移動させて大洪水を起こし、失敗作をリセットしていた。地球上の生命体はこれで5作品目である。
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>
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> 4作品目は、トカゲ型の知的生命体。大洪水の際、地底に逃れたものもいた。アヌンナキという神に仕える監視官ギギア。ギギアの反乱があり、4作品目の生命体を一部滅びから逃すことができた。
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> 4作品目は、トカゲ型の知的生命体。大洪水の際、地底に逃れた。アヌンナキという神に仕える監視官ギギアは反乱を起こし、4作品目の生命体を一部滅びから逃すことを選択する。
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>
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> 宇宙船はこのトカゲ型生命の乗り物であり、地底人の乗り物である。
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@ -6,7 +6,7 @@ title = "構成と参照"
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## 心と技
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漫画で一番重要なのは、他のものと同じ。心や魂と呼ばれるものになる。これは現実でも物語の中でも同じ。
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漫画で一番重要なのは`心`や`魂`と呼ばれるものです。これは現実でも同じ。
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ただし、それだけで漫画が描けるかというと、それは違う。
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@ -18,31 +18,31 @@ title = "構成と参照"
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例えば、嫌なものを嫌々書いても面白い作品ができるとは思えない一方、好き勝手書いて面白い作品ができるかというと、そうはならない。
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つまり、漫画を書くのはけっこう大変なんじゃないってこと。
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つまり、漫画を書くのはけっこう大変ってこと。
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でも好きじゃなければ続けるのは難しい。
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だから、漫画を書くのは好きだったほうがいい。
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だから、漫画を書くのが好きだったほうがいい。
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それを現した言葉が先程の「好きに書けばいい」ということになる。
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私は面白いものが書きたいと思っていて、それは、読んだ人を楽しませたいと思っているから。
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じゃあ読んだ人を楽しませるにはどうすればいいのかというと、これはテクニック、つまり、技の問題でもあり、心の問題でもある。
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じゃあ読んだ人を楽しませるにはどうすればいいのかというと、これはテクニック、つまり、技術の問題でもある。
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まずは、感情があって、心がある。自分が伝えたいこと、それがある。それがないと、その人の話はつまらないと思う。
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だから自分が伝えたいことをどう面白く絵で伝えるのか、それが漫画。
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では、どうやったら面白く伝えられるのか。そこではじめて技が関係してくる。
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では、どうやったら面白く伝えられるのか。ここではじめて技術が関係してくる。
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例えば、後述する陰と陽の考え方がある。陰と陽の混じり合いで物語は面白くなる。
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私が好きな瞬間というのもいくつかある。
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私が好きな瞬間というのもいくつかあって、
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敵が味方になる瞬間。一人だと思っていたら、沢山の人が支えてくれていたことがわかる瞬間。本当のことがわかった瞬間。心が通じた瞬間。
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その瞬間、その一コマのために、たくさんのコマや物語を積み重ね、積み上げていく。
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その瞬間、その一コマのために、たくさんの物語を積み重ねていくのだと思う。
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## 陰と陽
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