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date = "2020-05-08JST"
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tags = ["illust"]
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title = "お絵かき講座、修了編"
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slug = "illust"
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今回は、過去キャラを修正するついでにお絵かき講座でもやってみようかなと思ったのでやります。
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この講座を受講すれば完璧にお絵かきできるようになりますよ！(半分、嘘で、半分、本当
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なお、お絵かきができない、苦手だと思っている人が対象です。
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早速ですが、まずは月を好きなように描いてみてください。
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できましたか？
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普通は、丸を描いて、色を塗りますよね。誰でも最初はそんな感じになります。
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私もできました。
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半分は黒にし、半分は黄色です。
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真ん中で線を引いて、両色で塗りつぶせばいいでしょう。
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同じようにやってみてください。
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できました？
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それはすごい。これであなたも絵をかけます。
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なんでこんなことでと思いました？
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でも、違うのですよ、それは。
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私が描いている絵の本質は、この半円の月、半月にあります。
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ですから、これを描けたということは、あなたは絵をかけるということです。
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いや、本当は最初からできたのでしょう。気づいていなかっただけで。
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次は、お絵かき修了編です。ここから難易度が少しだけ上がります。気を引き締めてください。
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もう一度同じように、月を描いてみてほしいのですが、今度は、黒ではなく、`透過な黒`を使って同じようなことをしてみてください。全体を黄色で塗りつぶしたあと、黒(透明)で真ん中に線を引いて、片方を塗りつぶします。
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できましたか？
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私もできました。こんな感じになりますね。
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わかりにくい方は、以下の画像を参考にしてみてください。
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これができたなら、あなたは、もうお絵かきマスターです。よく頑張りました。
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例えば、キャラを描くとき、同じ色のままにして完成ではいけません。これはパッと見でもわかるんですが、なんかかっこよくないんですよね。影をつけないと、かっこよくないのです。
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逆に言うと、影がうまくついていると、かっこよく見えます。
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では、影をうまくつけるにはどうするのでしょう。
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究極の答えとしては「半分」を意識するということになります。
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例えば、半月はシンプルで、かつデザインに優れています。お絵かきにおける私の哲学です。
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ですから、半分を若干黒くしたり、または、白くしたりすることがとても重要。これは、透明色で上塗りすることで実現します。
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例えば、黒が基本色の場合、白(透明)で上塗りです。白(透明)でパーっと境界線を引いて塗りつぶしですね。
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境界線は、迷ったら半分を意識します。腕の中心、腕の真ん中、足の半分、斜めに半分など。下記の絵を見て、若干、色が黒くなっている部分に注目してみてください。
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同じような青や茶色でも微妙に違いますよね。この微妙な色の違いが、パッと見の印象を決定づけます。
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また、丁寧に仕上げるときは、透明黒・白の濃さを段階に分けて調整していきます。最大で3段階くらいでしょうか。私は写真を描きたいわけではないので、必ずしも現実と一致している必要はないと考えます。理想で構わないし、パッと見でいい感じなら、それが正解です。逆に、いくら現実に合わせていても、パッ見でダサかったら、私の価値基準では間違いとなります。
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次に、使用する色についても少しだけ話します。私が一つのキャラに使う色は、3色くらいです。それを濃くしたり、薄くしたりで使います。とはいえ、まずはそのキャラのテーマ色、例えば、キョウスケなら紫、アイなら白というふうに、思い浮かべる色を決めるようにしています。上記のイラストはかなり微妙ですが、おそらく、茶色でしょう。
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基本的にはパレットの基本色から選ぶことが多いです。仮にその時々で選びぬいた色だった場合、次に塗るときも大変です。
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基本を大切に。
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これでお絵かき講座は修了です。よくできました。
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私は、迷ったとき、半月を思い出すようにしています。
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それは簡単ではあるものの、シンプルで美しく、かつデザイン性も優れていると考えているからです。
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私が絵を描くときの基本です。
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なお、月は定規を使って描いても良かったんですが、これは難しい問題でもあります。
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一度、カチッと仕上げてしまうと、例えば、背景とかですが、カチッとしてしまうと、他と合わなくなる可能性が高くなるというか、雑に描けなくなってしまうので、使い所は難しかったりします。
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私の場合、一枚絵なら、定規を使う場合もありますが、マンガなら使わないでしょう。今回はお絵かき講座ということもあり、使いませんでした。完璧を求めるような内容ではないからです。ただ、デザイン性を考えるなら、使ったほうがいいですね。
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