+++ date = "2020-04-11" tags = ["vue"] title = "vueのhooperでスライドを実装する" slug = "vue" +++ qiitaを書いていたら思った以上の分量になったので、ブログにも投稿しておきます。 vueでスライドを実装するにはhooperというlibraryが便利でした。 https://github.com/baianat/hooper ### 前提 今回使用するのは、vue-cli4とhooperです。 まず、vue-cli4を使えるようにします。最新を入れればいいですが、この情報が古くなった場合、4です。次に、hooperをpackage.jsonに追加します。 ```sh $ yarn global add @vue/cli $ vue create sample-vue-project $ cd sample-vue-project $ yarn add hooper $ cat package.json ``` package.jsonはこんな感じです。コピーして、`yarn install`してもいいです。これで`yarn install`とかすると、依存関係がインストールできます。 ```json:package.json { "name": "sample-vue-project", "version": "0.1.0", "private": true, "scripts": { "serve": "vue-cli-service serve", "build": "vue-cli-service build", "lint": "vue-cli-service lint" }, "dependencies": { "core-js": "^3.6.4", "hooper": "^0.3.4", "vue": "^2.6.11" }, "devDependencies": { "@vue/cli-plugin-babel": "~4.3.0", "@vue/cli-plugin-eslint": "~4.3.0", "@vue/cli-service": "~4.3.0", "babel-eslint": "^10.1.0", "eslint": "^6.7.2", "eslint-plugin-vue": "^6.2.2", "vue-template-compiler": "^2.6.11" }, "eslintConfig": { "root": true, "env": { "node": true }, "extends": [ "plugin:vue/essential", "eslint:recommended" ], "parserOptions": { "parser": "babel-eslint" }, "rules": {} }, "browserslist": [ "> 1%", "last 2 versions", "not dead" ] } ``` ### vue まず、vueの使い方を簡単に説明します。 vueは`src/main.js`と`src/App.vue`,`src/index.html`などを書いてbuildします。 ```sh $ yarn serve $ yarn build ``` デフォルトでは、`dist`にファイルが置かれます。なお、root pathは`public`になっています。例えば、`https://example.com/path/to/img.png`を使いたければ、`public/path/to/img.png`にファイルを置いて、App.vueには`/path/to/img.png`と記述します。 次に、vue-cliですが、env(環境変数)を使う際は、`.env`に`VUE_APP_XXX=10`などと書いて、App.vueなどには`process.env.VUE_APP_XXX`とすることで環境変数を使えます。 ### hooper https://baianat.github.io/hooper/ docsのexampleがわかりやすいですね。最小構成は以下です。大体わかると思いますが、オプションなども用意されていますので、そのあたりは後述します。 ```html:src/App.vue // https://baianat.github.io/hooper/examples.html#default-example ``` ```js:src/mani.js import Vue from 'vue' import App from './App.vue' Vue.config.productionTip = false new Vue({ render: h => h(App) }).$mount('#app') ``` #### hooperでの実装例 私の場合は、画像をスライドさせているので以下のような感じになりました。後で個別に解説します。 ```html:src/App.vue ``` #### hooperのslideをloopで書く わざわざslideを一つずつ用意するのは面倒ですので、通常はfor,bindなどでloop処理を書くことになると思います。あるいは配列を持ってくるなど。以下は必要な部分の記述です。 ```html:src/App.vue export default { name: 'App', components: { Hooper }, data() { return { products: [...Array(Number(process.env.VUE_APP_PAGE)).keys()] }; } }; ``` 何をしているのかというと、環境変数の`VUE_APP_PAGE`から`data{products}`にページ数を入れます。文字列なので数字に変換、それをslideにてループ。 スライドするのは、対応した画像ファイル、`/manga/0.png`,`/manga/1.png`などを順番にスライドさせます。画像ファイルは、`/public/manga/0.png`などの場所に置きます。 v-forは`(n,index) of products`のように書きますが、(n,index)の部分は、`n of products`でもいいです。indexにも数が入ってます。ここで`n,`に続く記述はvueのオプション(vueが用意する変数)のようなものです。 #### hooperのoption hooperには様々なbarなどが用意されています。基本的にはこんな感じで使います。 ```html:src/App.vue import { Hooper, Slide, Progress as HooperProgress, Pagination as HooperPagination, Navigation as HooperNavigation } from 'hooper'; ``` #### hooperのslideにて指定コンテンツを使う この場合のスライド出力は、0 - Foo, 1 - Barとなります。`data{items}`を変更すればいいでしょう。vueのexampleを参考にしましょう。 https://jp.vuejs.org/v2/guide/list.html ```html:App.vue ``` ### gh-pages + hugoとの連携 build後のファイルはデフォルトでハッシュ値をつけるので、`vue.config.js`で固定したあとに、gh-actionsを書いていきます。 ```js:vue.config.js module.exports = { configureWebpack: { output: { filename: '[name].js', chunkFilename: '[name].js' } }, css: { extract: { filename: '[name].css', chunkFilename: '[name].css' }, }, } ``` 私の場合は、非常にシンプルに、こんな感じになります。これはhugoを使っている場合で少し特殊ですが、ようは、VUE_APP_XXXに自動で画像ファイル数を入れる処理を書いて、build後に出力される必要なファイルを必要な場所にコピーしています。もちろん、buildオプションを指定して直接置くようにしてもいいです。その場合、コピー処理は不要です。 ```yml:.github/workflows/gh-pages.yml run: | echo VUE_APP_PAGE=`ls ./static/manga/*.png|wc -l` > .env yarn build cp -rf ./dist/*.js ./static/manga cp -rf ./dist/*.css ./static/manga cp -rf ./dist/*.map ./static/manga ``` 私は、hugoを使っているので、以下のように構成しています。 ```md:content/manga.md --- title: "yui | MANGA" type: manga page_image : "https://syui.cf/icon/ai.png" description: "惑星で暮らすドラゴンと少女のお話" ---
``` ```html:layouts/manga/single.html {{ partial "head-blog.html" . }} {{ partial "header.html" . }} {{ partial "manga-css.html" . }}
{{ .Content }}
{{ partial "footer.html" . }} ``` ```html:layouts/partials/manga-css.html ``` つまり、`yarn build`してできた`dist/index.html`の内容をhugoの必要な場所に置き換えます。`dist/index.html`は通常、buildしても内容が変わるものではありません。よって、hugoのほうに記述しても問題ないのです。