terminal
ここでは、osごとに必要なコマンドや環境を用意することを目標にします。
terminal(ターミナル)
とはwindowsでいうcmd(コマンドプロンプト)が有名です。わかりやすく言うと黒い画面を指します。端末
やterm
などとも呼ばれたりします。
terminalにも色々なterminal、つまり、アプリ(ソフトウェア)があります。
個人的にはweztermがオススメですが、ここでは、os固有のものを使用します。
package manager
最初に、package manager(パッケージ・マネージャー)
の解説を行います。
今回、それぞれのosでパッケージ・マネージャーの導入が必要です。
なお、ここでのパッケージやプログラムはアプリと言いかえることもできます。
パッケージ・マネージャーは、アプリのインストールを簡単にしてくるものと考えてください。
通常、アプリはsource(ソース)をbuild(ビルド)またはcompile(コンパイル)し、作成されたbinary(バイナリ)を実行することで動作します。
windowsでいうと.exe
がbinaryに当たります。
binaryは、osによって異なります。
ちなみに、sourceはsrc
と略され、binaryはbin
に略されることが多いです。
話を戻すと、どのパッケージ(binary)をどこからダウンロードし、どこに置くのか、それらを自動処理してくれるのがパッケージマネージャーです。
なぜこのようになっているのかというと、sourceのbuildには時間がかかるからです。
ですから、大体のパッケージは既に当該osでbuildされているbinaryをserver(サーバー)からダウンロードしてくるだけです。
その役割を担っているのが大半のパッケージ・マネージャーと呼ばれるものになります。
以降、このパッケージ・マネージャーを導入してterminal
から使うことになります。
windows
windowsユーザーの方に向けて必要な環境を解説します。
winget
scoop
windows terminal
wsl
windows環境は注意が必要です。windowsは基本的にdocs通り動かないということを覚えておいてください。
例えば、github/microsoftに書いてあるコマンドを実行しても、大半は動きません。動かないことがあります。
したがって、ご自身の環境に合わせて設定したり読み替えたりする必要が出てきます。
まず、windowsのパッケージ・マネージャーとしてwingetを導入します。
win+r
を押してpowershell
と入力し、powershellを起動します。powershellは以降、pwsh
と略します。
以下のコマンドを実行します。
pwsh
Install-Module -Name Microsoft.WinGet.Client
Untrusted repository
You are installing the modules from an untrusted repository. If you trust this repository, change its
InstallationPolicy value by running the Set-PSRepository cmdlet. Are you sure you want to install the modules from
'PSGallery'?
[Y] Yes [A] Yes to All [N] No [L] No to All [S] Suspend [?] Help (default is "N"): A
次にwindows terminalをインストールします。
パッケージの検索
winget search "windows terminal"
Name Id Version Source
--------------------------------------------------------------------------------
Windows Terminal 9N0DX20HK701 Unknown msstore
Windows Terminal Preview 9N8G5RFZ9XK3 Unknown msstore
Windows Terminal Microsoft.WindowsTerminal 1.16.10261.0 winget
Windows Terminal Preview Microsoft.WindowsTerminal.Preview 1.17.10234.0 winget
terminalのインストール
winget install 9N0DX20HK701
or
winget install Microsoft.WindowsTerminal
windowsはshellが非常に扱いづらいので、wslでlinux(ubuntu)を動作させます。基本的にrustやshellはlinux環境を前提に解説します。
wslの導入
wsl --install
wsl --install -d Ubuntu
もしlinuxではなくwindows環境がいい場合は、パッケージ・マネージャーのscoopなどからcurl
などをインストールして対応してください。
scoopのインストール
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser # Optional: Needed to run a remote script the first time
irm get.scoop.sh | iex
pwsh
scoop install curl git rust
pwsh
をinstall, updateします。
winget install Microsoft.PowerShell
winget upgrade --all
mac
terminal
homebrew
mac
の場合はデフォルトのterminalを使用します。
finderを開いてcmd+shift+u
を押します。その中にterminal(ターミナル.app)があると思います。
まずパッケージ・マネージャーのhomebrewをインストールします。
brewのインストール
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
brew install curl git zsh rust
cargo build
のerrorが出る場合、xcodeのcommand line toolsをインストールする必要があるかもしれません。
$ xcode-select --install
linux
linuxユーザーは説明が不要なので省略します。
私はarchlinuxを使用します。
pacman -Syu curl git zsh rust
$ cargo version
cargo 1.70.0