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issue
GameplayCameraをdisableにする
GASPで使用されるGameplayCamera(plugin)が壊れているため、これを削除する人が多いです。
削除方法は簡単で/Content/Blueprints/CBP_SandboxCharacter
のGameplayCamera
というcomponentを削除し、err箇所のnodeを修正すると完了です。
仕組みを解説すると、このcomponentでCameraに/Blueprints/Cameras/CameraAsset_SandboxCharacter
を指定しています。そして、SetupCamera
という関数でenable(有効)にします。関数では$project/Config/DefaultEngine.ini
にあるDDCVar.NewGameplayCameraSystem.Enable
の値がtrueなら使用されます。
[/Script/Engine.DataDrivenConsoleVariableSettings]
+CVarsArray=(Type=CVarBool,Name="DDCVar.NewGameplayCameraSystem.Enable",ToolTip="",DefaultValueFloat=0.000000,DefaultValueInt=0,DefaultValueBool=True)
DDCVar.NewGameplayCameraSystem.Enable
をfalseにするか、あるいはbranch
の処理を削除し、false後の処理(Set View Target with Blend)につなげるかで機能をdisable(無効)にすることができます。
私はなるべく最新機能を使用したいと思っています。ですが、先に述べたように色々と壊れているため、問題がたくさん発生します。原因がGameplayCamera
にあることを突き止めるのも苦労しますから、disableにしておくのが正解かもしれません。
cameraが急接近する
よじ登ったり、柵を超えたりするとき、camera(カメラ)が急接近することがあります。
これはGameplayCamera
のCameraRig_CollisionOffset
が原因です。/Content/Blueprints/CBP_SandboxCharacter
のSetupCamera
という関数で使われていますので、その部分だけ外しておきましょう。
ただし、床が透けて映ってしまうようになります。
characterのcomponentが初期化される
buildすると動きやカメラがおかしくなっていることに気づくかもしれません。
これはcomponentが初期化されていることが原因です。
通常、/Content/Blueprints/CBP_SandboxCharacter
にあるcomponentは/Content/Blueprints/RetargetedCharacters/CBP_SandboxCharacter_${name}
と共通しますが、これが初期化されているのです。例えば、100という値が入れられていたとして、初期設定が1なら、1に戻されるということです。
原因はわかりませんが、これが起こるとcameraがおかしくなったり、IA_Sprint
でダッシュできなくなったりすることがあります。
これを解決する方法は、/Content/Blueprints/CBP_SandboxCharacter
のEvent BeginPlay
でcomponentの初期設定を追加することです。
この方法でも解決しない場合があります。mapを開いて一度再生したあとにbuildするとうまくいくことがあります。
IA_Sprintのダッシュができなくなる
ダッシュは/Content/Blueprints/RetargetedCharacters/CBP_SandboxCharacter_${name}
のEvent BeginPlay
を削除することで解消しました。
nodeをつなげていなくてもevent自体を削除しなければなりません。
traversableが機能しなくなる
突然、traversable(トラバーサブル)、つまり、よじ登ったりする機能が使えなくなることがあります。
いくつか原因が考えられますが、project設定のcollision > trace channel : Traversable
に問題があるのかもしれません。
collision trace channelに問題が発生するときはけっこう大変です。色々とbugがあり、一度削除して同じ名前で作り直せば動作することもありますが、余計に壊れることもあります。例えば、削除したときにBPのnodeに他のtrace channelが自動で入ってしまうことも要因になります。