ai.verse
このゲームには4つの柱があり、それらはsystemで分けられています。そして、systemは根本的な2つの価値観に基づきます。
根本的な2つの価値観は、(1)現実の反映、(2)この世界に同じものはない唯一性です。
- 現実の反映
- 唯一性の担保
では、各systemについて説明していきます。
world system
別名、planet systemといいます。
現実の反映という価値観から、ゲーム世界もできる限り現実に合わせようと思いworld systemを作っています。
ゲームは通常、平面世界です。これはゲームエンジンのルールであり、基本的にゲーム世界は平面をベースにしています。
ですから、例えば、上に行っても、下に行っても、あるいは右に行っても、左に行っても、ずっと地平線が広がっています。
しかし、現実世界では、上に行けば、やがて大気圏を越え、宇宙に出ます。
最初は昔から認知されていた地球、月、太陽という3つの星を現実に合わせて作りました。
そして、マップをできる限り惑星形式にします。
これは非常に難しいことで、現在もいくつか問題を抱えています。
ただし、このworld systemの問題がゲームプレイに影響するかと言われると、殆どの場合、影響しません。ゲームプレイの領域は、最初は非常に狭い範囲で作ろうと思っています。小さなところから完璧に作っていきたいという思いがあります。
つまり、プレイヤーは空にも宇宙にも到達できません。それが見えるかどうかもわかりません。しかし、見えない部分もしっかりと作り、世界があるということが私にとって大切です。
まずは、狭いけど完璧な空間を作り、そこでゲームシステムを完成させます。広い世界はできる限り見えないようにしたほうがいいでしょう。夢の世界のような狭い空間を作り、そこでシンプルで小さいゲームができます。もちろん、広い世界に出ることはできません。そもそもこのゲーム、見えない部分をちゃんと作る、そこにも世界がちゃんとあるというのをテーマにしているので、広い世界で何かをやるようなゲームを目指していなかったりします。なにかのときに垣間見える、かもしれない外の世界、広い世界。それを感じられることがある、ということ。それが重要なので、このsystem自体は背景に過ぎないのです。
最初から広い世界があるのではなく狭い世界 -> 広い世界
への移行が重要だと考えています。この移行に関しては、演出というテーマに基づき、設計する必要があります。それがゲームとしての面白さを作る、ということなのだと思います。
yui system
別名、unique systemといいます。プレイヤーの唯一性を担保するためのsystemです。
とはいえ、色々なものがここに詰め込まれるでしょう。characterのモデリングとかもそうですね。
どのように担保していくかは未定ですが、いくつか案があります。配信との連携、vmcでモーションキャプチャなどを考えていました。
ai system
別名、ability systemといいます。
主に、ゲーム性に関することです。ゲーム性とはなにか。それは、永続するということです。
例えば、将棋やオセロを考えてみてください。無限の組み合わせがあり、可能であればずっと遊んでいられる。そのような仕組みを目指します。
まずは属性を物語から考えます。物語は最も小さい物質の探求です。アクシオンやバリオンなどの架空の物質、そして、中性子や原子などの現実の物質が属性となり、1キャラクターにつき1属性を持ちます。
at system
別名、account systemといいます。
プレイヤーが現実のアカウントを使用してプレイできることを目指します。atproto
を採用して、ゲームデータを個人のアカウントが所有することを目指しています。
[at system]
ゲームが始まると、atprotoのaccountでloginでき、取得したアイテムなどはatproto(pds)に保存されます。
[ai system]
キャラクターは属性攻撃ができます。
[world system]
上へ上へと飛んでいけば、雲を超え、宇宙空間に出られます。
[yui system]
配信環境やvmcでキャラクターを動かすことができます。
現実の反映とはなにか
わかり易い言葉で「現実の反映」を目指すと言いましたが、これはどういうことでしょう。
私の中では「同一性」とも言い換えられます。
例えば、現実の世界とゲームの世界があるのではなく「すべてが現実である」という考え方をします。言い換えると「すべて同じもの」ということ。
もし多くの人が現実世界とゲーム世界を別物と捉えているなら、できる限りその認識を壊す方向で考えます。
例えば、at system
では現実のsnsアカウントをゲームアカウントに使用したり、現実の出来事をゲームに反映したり、またはゲームの出来事を現実に反映する仕組みを考えます。
全ては一つ、一つはすべて。
同一性と唯一性は一見して矛盾しますが、その統合を考えます。
物語と実装
# 物語-存在
同一性
唯一性
# system-実装
world system
yui system
ai system
at system
物語では、この世界のものは全て存在であると説きます。存在しかない世界。存在だけがある世界。そして、あらゆる存在を構築しているこの世界で最も小さいものが「存在子」です。存在子は別名、アイといいます。そして、このアイにも同じものはありません。すべての存在子は異なるもの、別の意識。
アイは、最初に生まれたキャラクターとして、アイ属性を扱います。これらの設定はai system
の領域です。アイは自分のことをアイと呼びます。
アイは、この世界と一緒だからね。同じものは一つもないよ。