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| title = "構成と参照" | title = "構成と参照" | ||||||
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|  | ## 心と技 | ||||||
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|  | 漫画で一番重要なのは、他のものと同じ。心や魂と呼ばれるものになる。これは現実でも物語の中でも同じ。 | ||||||
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|  | ただし、それだけで漫画が描けるかというと、それは違う。 | ||||||
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|  | では漫画はどのように書けばいいのだろうか。その答えとしては「好きに書けばいい」となる。 | ||||||
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|  | この答えも非常に難しい。 | ||||||
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|  | 好きなものを好きに書かなければ面白くならないし、好きなものを好きに書くだけでは面白くならない。 | ||||||
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|  | 例えば、嫌なものを嫌々書いても面白い作品ができるとは思えない一方、好き勝手書いて面白い作品ができるかというと、そうはならない。 | ||||||
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|  | つまり、漫画を書くのはけっこう大変なんじゃないってこと。 | ||||||
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|  | でも好きじゃなければ続けるのは難しい。 | ||||||
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|  | だから、漫画を書くのは好きだったほうがいい。 | ||||||
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|  | それを現した言葉が先程の「好きに書けばいい」ということになる。 | ||||||
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|  | 私は面白いものが書きたいと思っていて、それは、読んだ人を楽しませたいと思っているから。 | ||||||
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|  | じゃあ読んだ人を楽しませるにはどうすればいいのかというと、これはテクニック、つまり、技の問題でもあり、心の問題でもある。 | ||||||
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|  | まずは、感情があって、心がある。自分が伝えたいこと、それがある。それがないと、その人の話はつまらないと思う。 | ||||||
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|  | だから自分が伝えたいことをどう面白く絵で伝えるのか、それが漫画。 | ||||||
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|  | では、どうやったら面白く伝えられるのか。そこではじめて技が関係してくる。 | ||||||
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|  | 例えば、後述する陰と陽の考え方がある。陰と陽の混じり合いで物語は面白くなる。 | ||||||
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|  | 私が好きな瞬間というのもいくつかある。 | ||||||
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|  | 敵が味方になる瞬間。一人だと思っていたら、沢山の人が支えてくれていたことがわかる瞬間。本当のことがわかった瞬間。心が通じた瞬間。 | ||||||
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|  | その瞬間、その一コマのために、たくさんのコマや物語を積み重ね、積み上げていく。 | ||||||
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| ## 陰と陽 | ## 陰と陽 | ||||||
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| 物語において、主人公のライバルの存在は非常に重要。 | 物語において、主人公のライバルの存在は非常に重要。 | ||||||
| @@ -28,3 +68,21 @@ title = "構成と参照" | |||||||
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| ここは日本とアメリカでどのように描くか傾向が異なると思う。私はどちらも好きだし、どちらも面白く作るのは可能だと思う。 | ここは日本とアメリカでどのように描くか傾向が異なると思う。私はどちらも好きだし、どちらも面白く作るのは可能だと思う。 | ||||||
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|  | ## 終局 | ||||||
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|  | 最後のボスは、とことんしつこい。 | ||||||
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|  | 倒したと思ったら、倒していない。 | ||||||
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|  | ボスにはボスになるだけの理由があり、器がある。 | ||||||
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|  | そのボスは主人公達の力と同じ。 | ||||||
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|  | どんな卑怯な手を使っても蘇り向かってくる。 | ||||||
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|  | 力の差があまりに大きい場合は、負けることもあるだろう。 | ||||||
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|  | ただし、主人公は諦めない。勝つまでやめない。 | ||||||
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|  | 負けてもパワーアップして悪に挑み、最後に勝つ。 | ||||||
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