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hugo/old/2019-04-24-comic.md
2024-12-21 23:10:54 +09:00

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+++ date = "2019-04-24" tags = ["comic"] title = "五等分の花嫁、零奈の秘密" slug = "comic" +++

よくよく考えてみれば、もしかしたら五等分の花嫁で一番好きなキャラは零奈かも…。

でも、そんなことは重要じゃない。大切なのは今。

五等分の花嫁の感想もおそらく、これで最後になりそうです。

私は、色々とこの漫画の感想を書いてきましたが、実はストーリーの細かい部分をあまり把握していません。セリフとかもうろ覚えですし。

その原因は、おそらく、私の漫画の読み方にあると思います。

私は、パラパラとページをめくります。読んでいる最中、手が止まることはあまりないです。そうやって、主に絵と文字から大体の流れを把握するわけです。なので、セリフは、全部は読めていませんし、読み飛ばしも多々あります。目にとめないコマもあるでしょう。

にもかかわらず、こうやって感想を書いているわけですね。控えめに言って、やばい。

私が感想を書いている理由は、同じような感想を書くブログを面白がって読んでいるからです。

さて、今回は、風太郎(主人公)と零奈の話を中心に感想を書いていきたいと思います。

零奈というのは、昔の思い出。ただの思い出です。風太郎は、とても合理的な考え方ができる人間です。

なので、零奈に関しては、また会えたら会いたいだろうけど、でも、言ってみればそれだけだと思います。

重要なのは、昔にその人がどうだったかではなく、今、その人がどういう人間か、ただ、それだけです。

話は変わりますが、風太郎に関しては、全国模試で一番じゃなかったとき?に発せられた「凡人にもなれなかっただろうさ」みたいなセリフが印象的でした。

日本という国が教育試験問題を作って、その試験の結果、順位が何番だったか。そんなこと誰も気にしません。本当にどうでも良いことです。

そして、天才であるか否かは、そのような試験結果とは全く関係がありません。天才的な人間を最も一般人がわかりやすい形で理解するなら、宇宙科学の分野が一番、わかりやすいかもしれません。最近、世界で初めて、ブラックホールの画像が正しく合成されました。これらは世界中にある望遠鏡を同期させ、更には膨大な計算とその処理によって実現したようです。

https://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html

例えば、日本の模擬試験で一位を取った人が、将来どれだけ活躍したか、歴史に名を残したかを分析してみるとわかりやすいかもしれませんが、それを除いたとしても、本物の天才と、その試験で一位を取った人とでは、一般的な認識が全く異なるでしょう。これは、少しでも外に目を向ければ、一目瞭然なことなのかもしれません。だからこそあえていいますが、風太郎は、天才ではありません。

天才は試験勉強なんておそらくしません。というより、ただ好きなことに没頭してるような人が多い印象があります。例えば、アインシュタインですが、彼は、幼い頃、言葉すらあまり話せなかったらしいです。また、チューリッヒ連邦工科大学を受験して落ちたりとか。

彼の「凡人にもなれなかっただろうさ」というセリフは、そのへんのこともあるのかもしれないなあと思いました。

この漫画は、恋愛漫画です。

恋愛に関して、脳の仕組みを多少理解すれば、もしかしたら、物語の考察に役立つかもしれません。ということで、少しだけ。

脳の仕組みは極めて明快で、それは、現実を受け入れるというものです。

ここで、現実を受け入れるというのは、どういうことなのでしょう。

これをわかりやすく表現するなら、脳には、肯定も否定も存在しないということです。あるがままを受け入れるようになっているというか。

この脳の仕組みを理解すると、現実に起こっている色々なことを説明できます。

例えば、反発精神、反骨精神が旺盛な人間がいたとしましょう。彼は、様々なことに反発し、反抗心を抱いて生きています。その様な人が、どうなっていくのかというと、やがて反発を抱いたそのものになってしまうのです。

理由は明白で、脳には否定も肯定もないからです。

「あんな奴にはなりたくない、あんな奴にはなりたくない、あんな奴にはなりたくない」と繰り返し頭の中で否定したところで、その「なりたくない」の否定の部分ではなく、「あんなやつ」だけが脳に取り込まれます。これが、現実をそのまま受け入れるという一つの機能です。まさに、人は、自分が考えたとおりの人間になります。そして、たくさん繰り返した分だけ、その効果はより強くなるでしょう。

もちろん、どのような人間になるのかは、その人の性格によるところが大きく、程度は異なると思います。ですが、反発精神、反骨精神が強すぎる人は、自分が否定している良からぬ人間のようになっていく傾向、可能性が高いと言えるでしょう。

もちろん、この原理も使い方次第で、良いものに反発し、自分を高めていくこともできると思います。必ずしもデメリットばかりの性格というわけではありません。

この話はこれで終わりです。あとは勝手に考えてみてください。世の中の色々な事象は、この仕組からおおよその説明がつくと私は考えています。

これを恋愛に当てはめて見るに、今起こっている状況は、なんとなくわかります。

大変な状況にあったり、迷いがあるときほど、人は過去にすがります。過去の楽しかった思い出に浸る方が、今を生きるよりずっと楽だからです。脳が受け入れた現実も、その後に来る気持ちで処理できない。少し大げさに書きましたが、大なり小なり、この傾向は誰もが持っていると思います。

ここで、零奈とは一体、何なのでしょうか。作中の役割とか色々ですが。

一つ目は、昔きっかけを与えてくれた女の子とハッピーエンド、2つ目は、昔は昔で今は今、関係ねえ、過去を吹っ切ってハッピーエンドです。

前者の場合は、零奈=婚約者、後者の場合は零奈は婚約者にならない可能性が高いと思われます。

そして、それ以外の可能性も考えられます。

それは、零奈が五つ子の誰でもない可能性です。これは、母親説と六つ子説が有力だと思っています。なんか複雑ですね。母親説は、まあ、可能性としては低いです。六つ子説の場合は、事故とかで昏睡状態だったとかいろいろ考えられます。事故前に他の子達は話を聞いていたとかで。とはいえ、いきなり第六の人物が出てくる展開というのは、ちょっと確率的には低いかなと思っています。

また、第四の可能性も考えられますが、それは、五つ子の誰かの第二人格だったみたいな話で、あまり現実味はありませんね。読者はあまりのことに声が出なくなるでしょう。しかし、あえてこの可能性を検討してみると、この場合は、ミクである可能性が高いかなって思っていますが、しかし、一花とかもそれなりにありそうな気がしていたりとか、色々です。少し妄想が過ぎました。

結論から言うと、零奈に関しては、謎です。性格、行動、名前(おそらく事情で母親の名前を名乗ったとかか)、そのすべてが謎に包まれています。

そんな感じで、謎の美少女は、好きです。以上。