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hugo/old/2019-06-06-gundam.md
2024-12-21 23:10:54 +09:00

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+++ date = "2019-06-06" tags = ["anime"] title = "初めてガンダムを視聴した" slug = "gundam" +++

海外の反応を読んでいて、たまたまガンダムSEEDの反応だったんだけど、ガンダムが意外にも面白そうだったので、視聴してみた。

視聴するのは、ガンダムSEED。これが記念すべき初めてのガンダムになった。

ガンダムのゲームはちょっとだけプレイしたことがあったけど、ネタとかわからないし、話もよくわからなかったので、単にガンダムを動かし敵を叩いてるだけで、あまり面白くなかった記憶がある。

さて、ガンダムSEEDを視聴してみた感想だけど、正直、めちゃくちゃ面白かった。流石に長く続いているコンテンツだけあって、他のアニメとは少し違っているように感じた。

一つは場面の切り替えの速さと巧さだ。日本のアニメでもドラマでも、基本的に動きが少ないと言われていて、私自身もそう感じる事が多かった。だからなのか、どこかお芝居のように感じてしまうところがあった。しかし、ガンダムには現実味があり、迫力や緊張感があった。場面の動き(切り替え)が早く、一気に見れてしまった。海外ドラマや映画でよくあるような切り替えと構図だと感じた。

ガンダムのテーマは戦争だった。私は、戦争について一つの考え方を持っていて、概ね、その考え方と一致した。つまり、戦争は、違和感ないように描かれていたように思う。

戦争には両陣営のどちらにも良い人、悪い人がいて、一度、戦争に発展してしまうと、個人ではどうしようもない。立場の違いだけで争わざるを得なくなってしまう。殺すか殺されるか、とはいえ、それが戦争を引き起こそうとする人たちの狙いでもあった。人も大勢死ぬし、一般国民にとっては不利益しかないのが戦争だ。死ぬか無理やりいうことをきかされるか、勝っても負けてもあまり関係がなく、戦争に勝てば、一般国民におこぼれが与えられるとでも本気で思っているのだろうか。例えば、アメリカは何度も戦争を体験しているが、それで国民の生活が良くなったという話は聞いたことがない。一部、権力者や大富豪が儲けた話は聞くが、誰が国民の生活なんぞかまうものか。戦争は、権力者や大富豪が自らの権益を拡大し、確保するために行うゲームみたいなもので、彼ら以外、利益を受けることは絶対にない。国民は、税金を取られ、場合によっては命を捧げるだけの存在だ。そして、それを主導し、扇動するのは、悪い心を持った人たちであり、その人達は、両陣営に存在しているのが通常だ。

とはいえ、ガンダムもコンテンツなので、戦わなければならないし、戦いがないとコンテンツたり得ない。だから、主人公たちも何らかの理由で戦うことになる。SEEDでは、否応なく戦うことになるので、現実味があると感じた。

キャラについて。キラは好きで、ラクスはかっこよかった。アスランは不器用でわからず屋。OP/EDが良かった。ガンダムは、面白いので、みんなも見るといいと思った。

詳細な感想

ここからは少し詳細な感想を書いていきたいと思う。正直、記憶は曖昧だが、自分が感じたことを。

まず、キラについてだが、この作品で一番好きなキャラ。主に性格が好ましい。

次に、ラクスだが、ラクスの第一印象は、とても賢い子だと感じた。最終的に、作中で一番カッコよかったという評価に落ち着いた。

ただ、ラクスについては、その人物像があまりストレートではないので、評価が難しい部分はあるかもしれない。具体的に、ラクスは、知らないふりをして、知っていることが多いのかもしれない。バカっぽい行動の裏には戦略があるのかもしれない。これらは賢さがゆえだが、ラクスは、その見た目から油断を誘うものかもしれないが、決して油断ならない人物。これが第一印象のラクスだった。その後、キラにガンダムを渡したり、戦艦に乗ってやってきたりと、カッコいい演出が目立つ。

前半では、ラクスとフレイが対になり、キラとアスランが対になっていると思った。地球軍でありながら熾烈なフレイとプラント軍のアスラン。それに対して中立的なラクスとキラ。どちらの陣営にも色々な考え方を持った人がいるものだ。

最終的には、地球軍にもプラント軍にも、相手を全滅させてやろう、そうしないと安心できないみたいな考え方をするものが登場し、やはり、主人公たちは、そういった人たちと戦わなければならなかったのだろうなと思った。

キラは途中で避難ポッドに乗ろうか迷う場面がある。しかし、友達がみんな残ってしまって、結局、避難ポッドには行かなかった。仮に、ポッドに乗っていたら、死んでいただろう。その後、ポッドは破壊されてしまった。戦争というのは何が起こるかわからない。民間人が狙われることもあるし、むしろ民間人のほうが危ないことだってあると思う。

ラクスを視点としたアスランとキラも対になっている。ラクスとアスランのやり取りで、アスランはラクスに何も語らず、不機嫌な顔をして怒っている。こういう人とはあまり一緒にいたくないものなのではないだろうか。アスランは、これが戦争だ、戦争中に笑ってられるかとラクスに言ったりする。反対に、キラは、初対面のラクスに対し、自分は本当は戦いたくないんだと悩みを打ち明ける。アスランの話になるとアスランは相変わらずだなあと笑顔を見せる場面がある。そういった部分が対照的だった。さらに、ラクスへの対応も対照的で、アスランは強引に部屋に戻したが、キラは、部屋にいないとだめですよといっただけで、ラクスが戻ろうとしなくても自由にさせている。決定的だったのが、キラの行動で、ラクスをプラント軍に引き渡す場面。キラは地球軍の方針に従わず、自らの判断でラクスの安全を確保するための行動に出る。どちらが良いのかはわからないが、ラクスに合うのは、キラだったのだろうと思ったりした。考え方とか色々と。

他にも書きたいことがあった気がするけど、忘れてしまったので、これでおしまい。