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hugo/old/2019-05-12-netge-no-yome.md
2024-12-21 21:03:10 +09:00

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+++ date = "2019-05-12" tags = ["novel"] title = "ライトノベル、ネトゲの嫁の感想" slug = "netge-no-yome" +++

ネトゲの嫁というラノベがあるんですが、面白いです。表紙はちょっとあれなんですが、面白いです。私が唯一、読み続けてるラノベかもしれない。

ということで、今回は、ネトゲの嫁の感想を書きます。

まずはそれぞれのキャラについて思ってること。

アコ : アコは本作で一番好きなキャラですね。かわいい。とにかく、かわいい。ただ、見た目でいうと、アコは、あまりかわいくないと言うか、そんな感じだと思います。

確かに、最初は美少女として紹介されますが、私は違うと思っています。そのあたり、他のラノベとはちょっと違うラノベなのかもしれませんね。そんなことを思っています。

なぜそんな、かわいくないとかみたいなことを言うのかというと、アコに関しては様々な記述がありますが、むしろ、見た目あまりかわいくないのでは、っていう記述が多いんです。

例えば、石鹸で髪の毛を洗っていてボサボサだとか、また、過去のアルバムを見たときに「歳を重ねるごとに、どんどん暗い表情になっているので、一体、アコに何があったのか」とか。化粧を全くしておらず、とかいったような表現が目立ちます。

つまりですね、アコの見た目は、ポケモンに出てくるオカルトマニアみたいな感じなんです。

これを可愛いとか、美人と表現するかどうかは、個人的な好みの問題かもしれませんが、しかし、一般的には、アコは、あまりかわいいと言えないのではないかなと思います。

では、なぜ最初に美少女として紹介されたのでしょうか。これについては、やはりこういったラノベを売るための戦略というか、そういった部分があるのかなって思っています。

しかし、そんなことはあまり問題にならないくらい、本作では、アコが可愛いです、性格的に。だからこそ、他のラノベとはちょっと違うラノベなのかなって気がします。見た目よりも内容で勝負みたいな、私は、ネトゲの嫁の強みはそのあたりにあるのではないかと思います。

(とはいえ、最新話で化粧とカツラ(ウィッグ)したら大変身して、ほんとにかわいくなった、みたいな描写がある)

アコは、一言一言が可愛いんです。あと、ルシアン目線で可愛いという表現は多いんですが、おそらく、「好きになった人が可愛く見える現象」が強く影響しているのではないかと考えています。

私から見たアコの特徴は、とにかくすげー頑固者です。頑固に見えないけど、ほんとに頑固。あとは、利己的、目的意識がはっきりしてる、目的を見失わない感性がある、決めるときには決めるやつみたいな印象です。

ルシアン : ルシアンは、別に好きではないけど、好感が持てますし?、面白いです。ただ、ちょっと言いたいことがあるので、この際、書いとくことにします。

それは、なんでアコがゆでダコ状態になったときに攻めなかったんだあああー、ってことです。

ルシアンって、アコに勝ったことあまりなくて、いつの間にか超超頑固アコが最終的に思い描く通りに行動をしてること多いんです。だから、修学旅行後にアコがゆでダコ状態になったとき、ちょっと避けられたりした状態になったとき、せめてせめて攻めまくったらよかったのにーと個人的に思ってます。

いや、作品的にはあれで正しかったとは思うんです。けど、せっかくのチャンスだったのにとか、あそこで攻めればアコに勝てたのにとか、思ったりするわけですよ。

なお、ここで言う攻めるというのは、逃げるアコを捕まえて抱きしめたりとか、キスするとか、とにかくルシアンは、積極的に行けばよかったのになーという感じのことです。いつもアコがやってるような感じで行ってほしかったですねー。せっかくのチャンスだったのに。(ただ、改めて言いますが、作品的にはあれでよかったと思う)

セッテ : 最初はめちゃくちゃ嫌いでした。しかし、今では2番目に好きなキャラになりました。

セッテは、人の適性を把握しているというか、しっかりと見ています。だから「この場面ではあの人が使える」というのを的確に判断できるみたい。あと、アコの意見を最も尊重する人物でもあると思っていて、例えば、飛行船のときなどは、自分の代わりにアコを指名したりと、普通なら考えられないような行動を取ったりします。

アコもそういう自分の意見が尊重されてるのを理解してなのか、セッテに対してだけは、割と本気で恥ずかしい事を言ったり、恥ずかしがったりします。アコとセッテは、なんかよくわからない関係性ですけど、なんかいいですね。

シュバイン : シュバインは、いいやつですし、男前です。しかし、なんというか、めんどくさいやつです。いくらオタクを隠すためとはいえ、仲間に嘘をつかせたり、演技をさせたり、巻き込んだりするの、ほんとに良くないと思う。そういうのバレたくないってのは、わかる、わかるが...まあ、話を面白くするためにはそういう役割なんだろうなーとか思ったり。

ギルドで唯一、かっこよさにこだわりがあり、演出もあるので、好きな人は好きだと思う。この作品の凄いところは、主張メンバーに適した見せ場を持ってくるところだと思っていて、それぞれ読者の好みに一致するのではと感じてたりする。

アプリコット : アプリコットは、本作のポイントですね。できるやつだけど、ダメだとか、すごいやつだけど、やらかすとか、頭いいけど、アホだとか、最終的にそういったオチがないと、話が面白くならないと思う。その点で、アプリコットは、本作のポイントというか、基本。

とにかく行動する人で、テーマを決める人でもあるので、ギルドアレイキャッツは、アプリコットがいないと、瞬時に崩壊しそう。それほどまでにマスターであるアプリコットの役割は大きいと思う。

また、言いたいことを主張しつつも、必ずフォローを入れることを忘れないマスターは、ほんとすごいやつですし、頼りになりますよね。

キャラのこと書いてたら、なんか疲れてしまったので、これでおしまい。

ネットゲームのことが何となく分かるし、知らないネタとかに詳しくなれますし、面白いのでおすすめです。