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hugo/content/blog/2019-06-05-pokemon.md
2024-04-23 22:21:26 +09:00

32 lines
3.5 KiB
Markdown

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date = "2019-06-05"
tags = ["pokemon"]
title = "ポケモンの倫理的問題について"
slug = "pokemon"
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ポケモンの倫理的問題については、自分の中で、すでに結論が出ていますが、今回はそれについて書きます。
私は、ポケモンには倫理的な問題があると思います。
仮に、野生生物を無理やり捕まえて、狭い(設定では広くて快適だとされている)ボールの中に閉じ込め、バトルさせ、命令するなんてことは、良くないことだからです。私は良くないことだと思います。というか、現実ならああいうことはやらないですし、やりたくありません。それはひどいことだと思うからです。
もし地球に、ポケモンのような生き物が住んでいるなら、彼らは放っておくべき存在であり、自由にさせておくべきです。ポケモンをモンスターボールで拘束し、連れ回し、バトルさせ、命令すべきではありません。
ただし、ポケモンはフィクションであり、ゲームです。フィクションに倫理的な問題を発生させるべきではないというのも私の考えです。
例えば、世界で人気のゲームにFPSというものがあります。FPSを簡単に説明すると、銃で人を撃ち殺すゲームです。FPSには、確かに、倫理的な問題があります。人を殺すわけですから当然です。しかし、ここに現実と同じような倫理問題を発生させるべきではありません。なぜなら、そんなことをしても現実世界の問題は解決しないからです。それは、時間の無駄です。そのような議論は時間の無駄でしかありません。そんな議論をしている時間があるなら、現実に発生している問題について話し合うべきです。
フィクションには例外なく倫理上の問題が出てきます。アイアンマンやスパイダーマン、アベンジャーズにすら倫理上の問題があります。なぜなら、あれを現実でやられたら、たまったもんじゃないからです。作中のヒーローであるトニー・スタークなんかは、むしろ犯罪者でしょう。
ポケモンは、かっこいいファンタジー世界のモンスター、ドラゴンやペガサス、かわいいネズミなどをコレクションし、戦わせるゲームです。
これが倫理的に正しいゲームになった場合、それは面白くありません。ただ自由に暮らしてる色んな生物がいる、それだけです。そこに物語も何もありません。つまり、倫理上の問題があるからこそ、ストーリーになり、ゲームになり、面白いコンテンツになるのです。
ということで、程度の差こそあれ、フィクションには、倫理的な問題を発生させるべきではないと思います。そこに例外はありません。
とはいえ、ポケモンは他のフィクションと比べて、倫理的な問題は少ないほうだと思います。ポケモンたちは楽しそうで、世界は平和です。今や拷問や残虐行為をエンターテイメントにしている作品も多いですからね。
ということで、ポケモンには、確かに倫理上の問題はあります。しかし、それを問題にすべきではないし、仮に問題になるとしても少ない。それがポケモンというコンテンツだと私は考えています。