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hugo/content/blog/2020-02-23-private.md
2024-04-23 22:21:26 +09:00

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+++ date = "2020-02-23JST" tags = ["private"] title = "夫婦別姓について個人的な考え" slug = "private" +++

今回は夫婦別姓について個人的な考えを書きます。なお、私は、国籍(戸籍)において男性に分類されます。(どっちでもいいですが

私は夫婦別姓については賛成します。

いや、賛成というか、むしろ結婚やそれにまつわる儀式の数々に疑問を持っていると言ったほうが正解かもしれません。

私の思想は、一般的な価値観からすると、かなり異様なものだとは理解していますが、しかし、私自身はそれが普通だと思っています。

さて、まずは何から話をしましょうか。まずは私の感情からお話することにします。

私は昔から、女性が結婚すると半ば強制的に夫の姓を名乗らざるを得ないような状況が、とても嫌いでした。

なぜ女性だけが夫の姓を強制されるのか。いや、強制されないにしても、元の姓を使うことに対して、世間的な厳しい仕打ちがあります。それは親戚含め、結婚相手である男性にさえも理解されず、理解されたければ多重な説得が必要みたいな状況があります。

これらの状況は、私の思想すべてに反する。

女性であれ、男性であれ、個人の意思を尊重すべき。それが私の価値観です。

ですから、苗字も変えたくなければ変える必要なんてありません。私はそう思います。

それに、女性を物のように扱う結婚の儀式の数々を私はとても嫌いです。あれは一体なんなのでしょう。私の価値観からすると、わけがわからないと思っています。

ですが、一般の人々からすれば、当たり前の儀式、あたり前のことなのですよね。

ただ、勘違いしてほしくないのは、私は女性の味方ではないということです。

私は誰の味方でもありません。

女性の味方でもなければ、男性の味方でもない。それは夫婦別姓についても同じことです。

あえていうなら、私は人の味方です。人が一方的に相手の姓を強制されてるような状況に、私は反対です。そして、逆に言えば、夫婦別姓に賛成です。

さて、次は、少し現実的な話をしましょう。なぜ世界的に夫婦を同姓に統一する制度が採用されているのかという話です。

長くなってしまいそうなので、端的に述べることにします。制度というのはどのようなものであれ存在する理由があります。長い歴史があればそれだけの意味がある。

結婚という制度において、妻は夫の姓を名乗るというルール、慣習、枠組みにも、多くの意味が隠されているのです。

最も重要な意義は、争いを避けること。これはこうと最初から決まっていれば、争いを減らすこと、避けることができるのです。

例えば、夫婦別姓を採用した社会について考えてみましょう。

ここで、最も予想される争いは「子供の姓はどちらにするか」だと思います。

もしかしたら、夫婦別姓に賛成している人の中には、子供の姓は夫の姓でいいよ、そんなことで私は争わない。私は絶対に大丈夫。そう考えている人もいるかもしれません。私は自分の姓を変えたくないだけなんだと。

しかし、より大きい視点で物事を考えた場合、夫婦別姓は将来的な紛争を爆発的に増やしてしまう可能性があります。そして、それは夫婦間の問題にとどまらず、子供や親戚を含めた大規模な紛争に発展する可能性がある。

例えば、500組の夫婦がいたとして、200組がこのことで後々争うことになったとしましょう。これを全国規模に当てはめると、国そのものが崩壊する危険性すらあるかもしれない。夫婦別姓に賛成する立場の人も、そのリスクがあることは理解しておかなければならないと思います。

往々にして、制度には存在する理由があり、長い歴史の分だけ意味がある。

ここまでで言いたいことは伝わったと思いますので、まとめに入ります。

そうはいっても、私は、全体的な利益を考える立場でもなければ、ただの個人。そして、ここは個人ブログです。

よって、個人的な意見を述べると、私は夫婦別姓に賛成です。

一方的に女性が夫の姓を強制されるような状況に、心の底から嫌悪しています。なぜ相手に合わせる必要があるのですか、結婚したいならしたらいいし、苗字を変えたくなければ変えなくていい、それが私の考えです。私はそれが当たり前のことだと思っています。

最後に、少しトーンを落とし、面白い話でもしましょうか。

もしあんたが結婚したらどうするのって感じの話をしてみます。

仮に私が結婚した場合なんかは、私は上記のような考え方をしますので、女性が旧姓を名乗ろうが全く気にしないでしょう。そんなのは個人の自由であって、私に気を使う必要は全くない。それが当たり前だし、私からすると世間の価値観のほうがどうかしていると思っています。

で、相手の姓のほうがかっこいいなって思った場合、むしろ私が姓を変えます。

そんなことして、親戚とかにどうやって説明するのとか聞かれるかもしれませんが、私はあまり気にしません。今までも気ままに生きてきたので「苗字を変えることにそんなこだわりはない、ただ、相手の姓のほうがかっこいい感じだったので、変えることにした」そんなことを言うと思う。控えめに言ってやばいやつって感じですけどね。

でも、最初にいいましたよね。私の思想は、一般的な価値観からすると、かなり異様なものって。